
カトラリーのお手軽包装
クラフト紙に切り込みを2本いれて、カトラリーを編むように差し入れて袋にいれる。
鳥取の日々花さんに納品させていただきました。(納品と画像は無関係です)
パスタフォーク
カレースプーン
スープスプーン
フルーツフォークの4種
店主さんは、多分5年くらいまえのデザインのスプーンをご愛用くださっていて、注文の際に、今のデザインりよも当時のデザインのものを、というご希望をいただいていました。ので、しばらく前の型紙を引っ張り出しての制作です。
ついでにそのスプーンの先端が欠けたということでしたので、お直しがてら実物を送っていただきました。
型紙はナンバリングして保管してあるので、古いデザインのものでもだいたい似たものは作れますが、実物があるのが一番です。
手元に戻ってきた古い形のスプーンは、深い色身で自然の艶がでていてとてもイイカンジでした。
良いものを、と思って年々ちょっとづつ形を変化させてきたのですが、当時なりの手彫りもまたいい。
自宅でつかっているものも、洗いを繰り返すことで、木の角がとれてより手になじんでいきますが、人様のもとで年月を重ねたカトラリーはやはりその人仕様のものがあります。
どうすれば、もっと良いものが作れるかという悩みは尽きませんが、最終的には、持ち主の人の手に育ててもらうものだなあとしみじみ感じました。
こういう経年変化はオイルフィニッシュだからこその持ち味です。
塗装に関しては、漆・柿渋・オイル。ここはぶれずにいたいと思っています。